Episode 27

実践エピソード27
〜本来の目的を確認できるしくみを持つ〜

コーチング★商店主専門コーチング


あるお店から封筒が届きました。

けっこう分厚い封筒でした。


早速、封を開けてみると、
中身は10枚を超える商品を紹介したセールスレターと、
お店の近況報告が書かれてある、
数枚で構成された薄い冊子が入っていた。

この薄い冊子のことをニューズレターと呼んでいる。

お客さんとお店の人間関係を構築するために、
ニューズレターを発行しているお店はけっこうあります。

私自身も、商店主だったころ、
毎月、数百人のお客さんに対して
ニューズレターを郵送していました。


送られてきたニューズレターは、
とても面白く、興味深いものであり、
店主やスタッフのリアルな人物像が出ていて充実していました。

でも、残念なことに、同封されていた
10枚を超えるセールスレターに圧倒されてしまい
冊子に書かれてあることの良さが
失われてしまっている気がしました。

本来、ニューズレターは、
お客さんとの信頼関係を
築くために活用することが目的のツールなのに、

商品のセールスをすることが
前面に出てしまっていては、
本来の目的から外れていることになるんですね。

町は、バーゲン一色。
百貨店、スーパーでは中元商戦真っ只中。
夏は売上を確保しやすいとき。

そういうことを考えると、
先のお店の店主の気持ちも分からなくもない。

当然、セールスをしなければ、
売上を作ることはできないのだから、
セールスレターは必要だろうが、
本来の目的を見失うと、こういうことになってしまう。

なんでもそうですが、
なにか行動を起こすときに
その目的を明確にしておくことは
とても大切なことなのです。


行動を起こすとき、
実際に動いているときに
本来の目的がなんだったのかということを
常に確認できるしくみが、お店の中にあると
迷ったり、間違ったりすることが少なくなります。





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